【第１回】ノーコード・ローコードツール Forguncyを体験してみた

皆様、「DX推進」で課題を抱えていらっしゃいませんか。
最近デジタル化、システム化の動きが活発になっていますが、自社にはどんなシステムが合っているのか、果たして自分たちでも使いこなせるのだろうか、不安に思われている方も多いのではないでしょうか。

そんな方にぜひ知っていただきたいのが、メシウス社（※）が提供するノーコード・ローコードツール「Forguncy（フォーガンシー）」です。

「ノーコード・ローコードツール」は、その名の通り、「プログラミングの知識を必要としない、または少ない知識でもソフトウェア開発が行える手法」のことです。
プログラミングコードがいらない、もしくは少ないプログラムコードで開発ができるため、プログラミングなどの専門知識がない人でもシステム構築がしやすいと最近人気が高まっています。

Forguncyは、皆様おなじみの表計算ソフトのような使用感でWebシステム開発ができ、多種多様なデータ連携を可能にするWeb開発・運用プラットフォームです。
Web画面のレイアウトも自由自在に設定することができ、複雑なレイアウトの帳票も出力可能です。基幹システムで運用しきれず、表計算ソフトなどで管理していたデータのサブシステム化を支援します。

さて、今回Forguncyについてのコラムを作成することになった経緯は、大きく分けると下記の2点です。

1）表計算ワークを効率化したい

これまで多くのお客様の課題解決に携わってきましたが、表計算業務に関する課題が多く、その中でも以下のようなご相談が多くを占めていました。

・予算と実績を比較・分析したい
・会社の売上を集計してグラフにしたい
・表計算ソフトの操作感をあまり失わずにシステムにしたい

前職で扱っていたツールは「シンプルな製品設計で、自社に必要な機能を追加し、カスタマイズする」というプロダクトの方針があるため、定型のデータファイル出力やシンプルなワークフロー設定など標準搭載されています。安価なため、システムに合わせて運用することが可能であれば活用できるツールですが、追加機能が多い場合は、比例して費用がかかります。

また、複雑な集計や膨大なデータの更新は苦手なため、場合によってはやむを得ず実現が難しいことをお伝えすることもありました。特に予算管理などの「会計管理」の領域は、標準機能でまかなえないことが多いです。

これらの業務以外にも、表計算ソフトの操作感を保ちつつ、システムを切り替えたいという要望も目立ちました。もともと表計算ソフトを使っているお客様が多いからこその課題感です。

例えば「表計算ソフトのような複雑な関数式を設定できない」「一覧ページからの更新が難しい」といった、「表計算ソフトにはできてそのツールには難しいこと」でお客様の期待に応えられないこともありました。

ノーコード・ローコードツールは、簡単にシステム構築ができるというメリットがある一方で、コードを書いて作るシステムに比べて自由度が下がってしまうことが多く、得意・不得意分野がはっきりと分かれます。それでもできるだけ多くの管理を一つのツールの中で完結させたいお客様が多くいらっしゃるのが事実です。
「もっと集計機能のバリエーションがあれば・・」「もっと関数や計算が使えれば・・」と、ない機能に対しての解決方法を日々探し、そのたび憤りを感じることもありました。

2）予実の集計やグラフでの見える化が得意

アバントに入社したのち、私は「Forguncy」というツールを知りました。
Forguncyは、ノーコード・ローコードでシステム構築することのできるツールです。

確かに、簡単にWeb開発ができるという点や、データ項目の設定方法という点では以前使用していたツールと似ており、ITリテラシーを問わず多くのお客様には受け入れられやすいツールであると感じました。しかし、そこには決定的な違いがありました。

それは、Forguncyがほかのノーコード・ローコードツールに比べて表計算ソフトにとても近い操作感であること、そして、予算管理との相性が良く、予実の集計やグラフでの見える化が得意であるということです。

実際に操作してみると、その特徴や強みなど「Forguncy独特の味わい」が見えてきました。その独特な味わいとは‥。

次回から、早速Forguncyに触れ、機能の詳細や操作感など、Forguncyの魅力をお伝えしていきたいと思います。
まだ多くの方に知られたツールではないからこそ、より多くの方に知っていただきたいと感じています。第2回もどうぞご期待ください。

メシウス株式会社は、様々なソフトウェア製品やソリューションを開発販売する独立系IT企業である。
主力製品に学校法人向け業務システム「LeySer」、ソフトウェア開発支援ツール「Developer Tools」、社会福祉施設向け業務システム「SERVE」などがある。
メシウスは複数の事業を展開しており、全事業に共通するVISIONは、お客様のビジネスの成功、そして、その先にいるユーザーの目的達成への助力となること、すなわち「世界の、役に立つ。」ことである。