S.Hirofumi
事業統括本部 コーポレートストラテジーコンサルティング部 ディレクター
2021年８月に中途入社。新卒時は外資系コンサルティングファームにて、経営戦略、事業戦略、M&A戦略などを手掛け、２社目の事業会社では航空機系の事業開発をリード。３社目となるアバントでは入社時より新規事業開発（経営戦略コンサルティングサービス）を推進。入社のきっかけはソフトウエアにより戦略と実行の壁を突破できること。
“企業価値の向上”を実現するためのラストピース。
これまでアバントグループは、ソフトウエア企業という側面が強かったこともあり、連結会計・決算会計システムなどの導入をお手伝いするコンサルに力を入れることで価値を出してきました。一方で、グループとして目指しているお客様の“企業価値の向上”を実現するためには、事業のポートフォリオから、どのような経営戦略を導き出していくのかといった視点も欠かすことができません。そこで、従来の導入コンサルに加え、より経営戦略的なコンサルティングサービスも一気通貫して提供していくためのプロジェクトが2022年7月にスタートし、その事業責任者として私が入社することになりました。
“100年企業の創造”というビジョンへの共感。
私の経歴としては、大手コンサルティングファームに8年間勤務し、そこでは経営戦略、事業戦略、M&A戦略などを手掛けてきました。その会社での最後の1年間は、経済団体に出向し、医療介護の生産性向上に関する政策提言をまとめました。その後、航空機系の事業会社に移り、アフターマーケットの事業開発室長を勤めていたのですが、コロナによってプロジェクトがストップしてしまい、転職先を探している中で出会ったのがアバントでした。他にもさまざまな会社ともお話しさせていただきましたが、アバントの森川社長（現アバントグループCEO）が掲げる“100年企業の創造”および”企業価値向上に役立つソフトウエア”というビジョンが魅力的だったことと、それに向けて、自分が培ってきた経営戦略コンサルタントとしての能力をフル活用できるという予感からアバントへの入社を決意しました。
戦略の構築と実装力の融合。
アバントが他のコンサルティングファームと大きく違っているのは、ソフトウエアを事業として持っているという点です。これはコンサルタント業界全体の課題でもあるのですが、どれだけ戦略を考えても、最後の実行のところで止まってしまうことが多々ある。その壁をソフトウエアというソリューションを提供することによって突破していけるというのは唯一無二の強みだと思っています。また、上流のコンサルと実装のコンサルを一気通貫して提供できるというのも私たちならではの強みです。私自身、これまでずっと経営戦略のコンサルティングをしてきた中で、導入・実装のコンサルティングをする方々とお話しをすると、見ている視点の違いに驚かされることが多々あります。この二つの視点を融合してバリューを発揮できるよう、私が設計したコンテンツに対しては、社内の導入・実装を担当するチームの方々から常にレビューをもらうようにしています。
確かな財務・事業情報を持っているという強さ。
経営戦略コンサルティングサービスは、2022年7月に立ち上がった新規事業ですが、有り難いことに、すでに数社のお客様から引き合いをいただいております。その理由としてやはり、日本の上場企業の約50%に我々のシステムを導入いただいているというのが大きい。これまで提供させていただいたシステムによって、各社の正確な財務データの整理ができているからこそ、それをベースとした戦略設計をすぐに始めることができます。通常のコンサルティングファームでは、この部分の情報が足りないために、どうしてもM&Aや新規事業立ち上げといった外部視点のアプローチが多くなってしまう。それに対して、お客様の既存事業のデータから事業機会や課題を抽出していくという内部視点からのアプローチができるというのは、アバントならではの提供価値だといえるのではないでしょうか。
オープンなマインドで、前に進める方々と共に。
今後、一緒に働かせていただく方々に私が期待するのは、次の三点です。一つ目は、人間性。お客様の役に立ちたちという純粋な想いを持って、常に前向きな思考ができる方は、必ずチームに良い影響を与えてくれます。二つ目は、志の高さです。やはり、我々アバントは“企業価値に役立つ”というビジョンを掲げており、私は、ソフトウエアを通じてより直接的にそれに貢献することを目指しています。そのゴールに共感し、社会に対して大きなインパクトを与えたいという夢を持っている方と一緒に働きたいです。そして三つ目は、専門性です。すでに何かしらのスペシャリティを持っている人はもちろん大歓迎ですが、これからこの世界に飛び込んで、一流のお客様たちと仕事をしていくことで成長していきたいという強い想いがある方でも構いません。とにかく、まだまだスタートしたばかりの新しい事業なので、何事にもオープンに向き合える方々と共に強いチームをつくっていければと思います。